このような疑問にお答えします。
今回はチョコレート効果を買ってはいけない3つの理由について紹介します。
チョコレート効果は手に入りやすく、ハイカカオなので職場や学校で楽しむ方も多いと思います。
ただ、実は厚生労働省が発表したデータから、もしかしたら危険かもしれないということが分かりました。
そんな新事実を皆さんに知っていただきたいと思います。
最後にはおすすめのチョコレートも紹介するので、参考にしてみてください。
それでは早速見ていきましょう。
目次
チョコレート効果を買ってはいけない3つの理由
チョコレート効果を買ってはいけない理由は大きく分けて3つあります。
チョコレート効果の3つの成分
- カドミウム
- 植物油脂
- 光沢剤
チョコレート効果を買ってはいけない理由は主に成分にあります。
ではその成分について、一つずつ見ていきましょう。
カドミウム
まずチョコレート効果にはカドミウムが多く含まれています。
カドミウムは人間にはある程度必要なものなので、基本的には問題ありません。
ただ、カドミウムを過剰に摂ることによって、肝臓や腎臓の障害や骨や関節の影響など様々な害が生じます。
実際にスウェーデンのカロリンスカ研究所で行われた大規模な研究ではこんなことが分かっています。
実験内容
5,600人の死因を調べ、カドミウムの量と死亡率についてを関連を調査しました。
死因としては
- ガン
- 心血管疾患 など
その結果、カドミウムは死亡率の増加と関連していることが示唆されました。
特に心血管疾患に関しては最も強い関連が分かりました。
つまり、カドミウムは全死亡リスクを上げる恐れがあるということです。
それに加えて、糖尿病になるリスクを上げることも分かっています。
実際にモデナ大学の研究で分かっています。
実験内容
糖尿病とカドミウムの関連について、42件の研究を精査しました。
その結果、カドミウムは2型糖尿病と正の相関があることが分かりました。
つまり、カドミウムは糖尿病のリスクを上げるということです。
糖尿病は糖分だけを気にすればいいというものではなく、カドミウムにも気を付けなければならないんです。
特に日本人は5~6人に1人は糖尿病もしくは糖尿病予備軍と言われているので、かなり注意する必要があると思います。
なので、出来るだけカドミウムが少ないチョコを選んだ方がいいです。
植物油脂
植物油脂は様々な食品に入っていますが、特にチョコレートには多く含まれています。
このような植物油脂は酸化していることが多く、老化や健康被害を招くことが多いです。
さらに、植物油脂にはトランス脂肪酸が含まれていることが多いです。
実際にトランス脂肪酸の影響についてはマクマスター大学の研究で分かっています。
実験内容
あらゆる研究を精査し、トランス脂肪酸と心血管疾患や心臓病、脳卒中、糖尿病などの死亡リスクを調査しました。
その結果、トランス脂肪酸は全死亡リスク(すべての原因による死亡リスク)と関連していることが分かりました。
つまり、トランス脂肪酸は寿命を短くしてしまうということです。
寿命が短くなるということは、老化が早くなるということにも関係していると思います。
もちろん全ての植物油脂が危険なわけではありませんが、少なくともチョコレートやお菓子などに使用されているものは摂らない方がいいでしょう。
光沢剤
光沢剤には様々な種類がありますが、日本では「光沢剤」と記載すればよいことになっています。
なので、なんの光沢剤が使われているかがわからないんです。
そして、その光沢剤の中には危険なものもあります。
例えば「モンタンワックス」という光沢剤は、肝臓を炎症させる危険性があることが分かっています。
それを示してくれたのが、香川大学の研究です。
実験内容
ラットを対象にモンタンワックスの毒性について調べました。
その結果、肝臓に重度の炎症を誘発させることが分かりました。
つまり、光沢剤は肝臓を壊してしまう可能性があるということです。
もちろん、動物実験なので、人間にどこまで適用できるかはわかりませんが、摂らないに越したことはないと思います。
その他にも摂り過ぎると危険な成分があります。
チョコレート効果を食べ過ぎると危険な成分
チョコレート効果を食べ過ぎると危険な成分は主に2つあります。
これらは適量に摂る分にはプラスに働きます。
ただ摂り過ぎると危険な成分です。
摂り過ぎると危険な成分
- カフェイン
- テオブロミン
それでは一つずつ見ていきましょう。
カフェイン
チョコレート効果を食べ過ぎると危険な成分の1つ目は「カフェイン」です。
コーヒーや緑茶にも含まれているあのカフェインです。
実はチョコレート効果などのハイカカオチョコレートには多くのカフェインが含まれています。
当然ながらカフェインの摂りすぎは良くないです。
カフェインの摂りすぎによって起きる事柄としては
- 不眠
- 疲労の蓄積
- ストレスの増加
- イライラ など
特に夜にチョコレート効果を摂ると眠れなくなることがあるので、食べる時間にも注意が必要です。
カフェインの耐性は人によって、かなり違うので食べ過ぎには気をつけてください。
テオブロミン
チョコレート効果を食べ過ぎると危険な成分の2つ目は「テオブロミン」です。
あまり聞き慣れない成分ですよね。
このテオブロミンもカフェインと同じで、摂りすぎると逆効果になります。
- 興奮作用
- 利尿作用
- 消化器症状 など
適量であれば、むしろプラスに働く場合もあるので、過剰摂取には気をつけましょう。
ここまでチョコレート効果についての危険性を示してきました。
とはいえハイカカオチョコレートにはメリットも多くあります。
ハイカカオチョコレートのメリット
ここではハイカカオチョコレートのメリットを3つ紹介します。
チョコのメリット
- 肌がキレイになる
- 痩せる
- 気分の改善
それでは一つずつ見ていきましょう。
肌がキレイになる
まず1つ目のハイカカオチョコレートのメリットが「肌がキレイになる」ということです。
実はカカオには抗酸化作用があるんです。
高カカオのチョコレートにはポリフェノールが多く含まれており、肌の血行を良くします。
また便秘の改善効果や抗酸化作用もあるため、ある意味スーパーフードと言っても過言ではありません。
この抗酸化作用により肌がキレイになることが分かっています。
ニキビに悩んでいる方はハイカカオチョコレートならむしろ摂ってみてもいいかもしれませんね。
痩せる
2つ目のハイカカオチョコレートのメリットは「痩せる」ということです。
「チョコ=太る」というイメージがありますが、ハイカカオチョコレートはむしろ痩せるんです。
それを示してくれたのがテヘラン医科大学の研究です。
実験内容
ダークチョコレートとココアが体重やBMIに与える影響について調査しました。
その結果、4~8週間の実験で1日30gのチョコレートを食べると体重やBMIが有意に改善することが分かりました。
小さい個包装のチョコであれば3~4枚食べることで効果が出てきそうですね。
気分の改善
3つ目のハイカカオチョコレートのメリットが「気分の改善」です。
ハイカカオチョコレートはメンタルも改善してくれるんです。
それを示してくれたのがソウル国立大学の研究です。
実験内容
健康な成人を対象として、2種類のダークチョコレート(カカオ分85%と70%)をそれぞれ3週間にわたり摂取してもらいました。
その結果、カカオ分85%のチョコでは腸内環境が改善し、気分も良くなることが分かりました。
冬などは日照時間が短く、落ち込みがちになるのでチョコを食べるのはいいかもしれませんね。
じゃあ、安全なチョコレートってあるのでしょうか?
ここからは安全でおすすめのチョコレートを紹介します。
おすすめのチョコレート
チョコレートのポリフェノールなどには抗酸化作用があり、腸内環境を綺麗にしてくれます。
ただ、そのメリットはカカオ分80%以上のチョコレートに限定されます。
それ以下のチョコレートだとメリットよりデメリットの方が大きくなってしまうため、おすすめしません。
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Lindt(リンツ) エクセレンス・85%
カカオ分が多くなればなるほどカドミウムが増えるのが普通なんですが、このチョコは例外です。
ハイカカオなのにも関わらずカドミウムが少ないんです。
オーガニックでほぼ無添加なので安心です。
気になる方はこちらからチェック☟
Lindt(リンツ) エクセレンス・90%
よりカカオの効果や効能を得たい方はこれがおすすめです。
個人的には苦みのバランスがちょうどいいのが90%だと思います。
両方買って比べてみるのもいいですね。
チョコレート効果・カカオ95%
チョコレート効果のカカオ分95%のものには植物油脂や光沢剤が使われていません。
カカオ分が低いモノよりは圧倒的に安全です。
ただ、カドミウムの含有量が多いので食べ過ぎには注意です!
一日の摂取量さえ守れば大丈夫だと思うので、気になる方はご自由に。
最後に
チョコレートは正しく選べば健康なのですが、選び方を間違えると逆効果になってしまいます。
正しい知識で健康も食の楽しみも両方ゲットしちゃいましょう!
最後までお読みいただきありがとうございました。
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