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生活に役立つ知識

もったいないは危険?サンクコストバイアスとは?

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悩む人
なかなか物が捨てられない。
悩む人
サンクコストバイアスって何?

このような疑問に答えます。

 

物が捨てられないときはサンクコストバイアスが働いています。

といきなり言われても「?」だと思います。

 

そこで、サンクコストバイアスについて説明していきたいと思います。

そのあとにサンクコストバイアスを認識した上で、どういう意志決定をすれば良いのかを知っていただきたいと思います。

エルター

バイアスとは?

バイアスは日本語で言うと「偏り、思い込み」という意味です。

人間には様々なバイアスがかかっており、例えば、「頭の良い学生は仕事ができる」とか「スポーツできる人は忍耐力がある」など。

 

これらも一種のバイアスです。

この記事では、様々なバイアスの中からサンクコストバイアスというものについて知っていただきたいと思います。

サンクコストバイアスとは?

サンクコストバイアスとは「ここまでお金を払ったんだから、ここで止めるのはもったいない」と思う心理状態のことを言います。

 

例えば、UFOキャッチャーで商品よりお金を多く払ってしまったと分かっているのにここまで来たから止められないという心理状態などがそれに当てはまります。

 

そもそもサンクコストとは「埋没費用」のことで途中までお金をかけたけど、その投資分を回収することが出来ないと分かっているのに投資してしまうことなどを言います。

 

そのサンクコストと思い込みによるバイアスを掛け合わせてサンクコストバイアスと言います。

ここからはその例を知っていただきたいと思います。



エルター

サンクコストバイアスの例

ギャンブル

ギャンブルはサンクコストバイアスの代表的な例の一つです。

 

ギャンブルは損切りが難しく、損した場合、必ず元金まで戻そうとしてしまいます。

例えば、1万円かけて4,000円負けたとすると、残りの6,000円を使って負けた4,000円を取り戻そうとします。

 

この時点で既にサンクコストバイアスに飲まれてしまっています。

ギャンブルの場合はあらかじめ「ここまで損したら止める」というラインを決めておかないと必ず元金が0になるまでやってしまうので注意です。

ポイント

・損切りラインをあらかじめ設定しておく

ゲームセンター

先述したようにUFOキャッチャーなどがいい例です。

本当は500円の商品なのに500円かけてもとれないときに損すると分かっていながらも課金してしまう。

 

この場合もギャンブルと同じであらかじめ損切りのラインを決めることが重要です。

 

例えば、商品以上のお金をかけないなど。

損切りをした方が結果的に上手く行くので、グッと我慢しましょう。

ポイント

・商品代金以上のお金をかけない

アプリゲーム

アプリゲームでは課金によってレベル上げをした場合によく起こります。

 

このレベルに至るまでに労力と時間をかけたから今さら止められないという気持ちが働いてしまいます。

アプリゲームはギャンブルなどと違い多大な時間を浪費してしまうので、早めに止めることをおすすめします。

 

対策としては今までにかけた時間をもとに、これからのゲームにかける時間を想像して、その時間で自分がどのくらい稼げるのかをイメージすると良いです。

絶対に課金した分より稼げるはずです。

 

そう思えたら今すぐアンインストールです。(笑)

ポイント

・ゲームをやる時間で稼げる金額を考える

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買い物

買い物では旅行に行ったときにサンクコストバイアスが働きます。

おそらく、旅行で買い物するときは「せっかく遠くまで来たんだから」っていう気持ちで色々買っちゃいますよね。

 

別に必要でもないものを”遠くに来た”という理由だけで買ってしまいます。

それがサンクコストバイアスですね。

 

コストにはもちろんお金だけではなく、時間も含まれます。

対策としては一回家の中や家族のことを思い出すといいです。

日常生活に果たしてこれは必要かを考えると意外と買わなくなります。

 

たまに買ってしまう人はそこまで問題ないと思いますが、頻繁に買ってしまう人は要注意ですね。

ポイント

・日常生活で本当に必要なモノかを考える

ここまで例と共に対策を紹介してきましたが、さらなる対策を知っていただきたいと思います。

サンクコストバイアスの対策

損切り

ギャンブルなどの例に出たように損切りのラインを決めておくことが大切です。

損切りとはある一定のところで損を確定することです。

 

例えば、「5,000円負けたら絶対やめる」といったようなことです。

冷静な状態で損切りを決めておくことで、基準ができて全部負けるということを防ぐことが出来ます。

必ず冷静な状態のときに損切りのラインは決めておいてください。

 

プロでも熱くなってから損切りするのは難しいです。

ポイント

・損切りのラインは冷静なうちに決めておく

第三者視点で考える

自分が人にアドバイスするように自分のことをアドバイスしてみてください。

もう一人の自分がいたらどうアドバイスするかを考えてみてください。

 

つまり、俯瞰で見るということですね。

 

それか本当に友達からアドバイスを貰ってもいいと思います。

僕は実際にアドバイスをもらうことをおすすめしますね。

 

やはり、人間は自分を俯瞰で見ることは苦手なので、アドバイスをもらいつつ客観的な視点を磨いていくのがベターかと思います。

ポイント

・実際にアドバイスをもらいつつ俯瞰で見ていく

ゼロベースで考える

今までかけてきたお金や時間を考えずにそのモノやサービスが本当に必要か改めて考えることも有効です。

多くの人は今までかけたお金や時間をもったいないと考えるため、止めることができません。

 

ですが、一旦ゼロベースで考えることで本当に必要かどうかを考えることができます。

 

それが対価に見合っていない、もしくは無駄な時間を使ってしまうと思ったのなら今すぐ切り捨てましょう。

捨てることも重要です。

ポイント

・今までかけたコストを考えないで、本当に必要かを考える

かけたお金や時間を算出する

今までかけたお金や時間がどのくらいだったかを大体でいいので算出してみましょう。

 

そのお金や時間で将来、何ができるかを考えましょう。

年収を上げるための自己投資だったり、副業をしたりと様々なことができますね。

 

そう考えると8割くらいの確率で止めることができます。

だって未来にかけるコストの方が魅力的で夢がありますからね。

 

今までかけたお金や時間などのコストは今後もそれと同じかそれ以上使ってしまうものです。

上記の考え方を取り入れることでサンクコストバイアスを回避することができます。

ポイント

・今までかけたコストで未来に何ができるかを考える

最後に

サンクコストバイアスを回避することはなかなか難しいですが、サンクコストバイアスを回避することができれば何でも冷静に考えることができると思います。

あらゆる場面でサンクコストバイアスは働くので最初は練習だと思って様々な対策をしてみて自分にあった対策を見つけてみてください。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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KIT

【科学で教育をハック!】10年ほど教育界に従事|今の教育法に疑問を持ち、主にデータを用いた教育法を発信|毎月、数万人以上へレクチャー|科学的な知識をもとに、食事・健康・睡眠・運動などのライフハックなども発信中|親のための教育法を紹介する「エルター」を運営

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