エナジードリンク 飲みすぎ

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【規制が必要?】エナジードリンクを飲みすぎると起こる7つの悪影響を科学的に解説

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悩む人
エナジードリンクを飲みすぎるとどうなるの?
悩む人
エナジードリンクの悪影響を教えて!

このような疑問にお答えします。

 

今回はエナジードリンクの飲みすぎで起こる悪影響について紹介します。

 

コンビニや自販機、スーパーなどでも手軽に手に入るエナジードリンクですが、実はかなりヤバい悪影響が潜んでいます。

その危険性は他の国では規制が入るほどです。

 

そんな悪影響を科学的に解説していきたいと思います。

ぜひ参考にしてみてください。

それでは早速見ていきましょう。

エルター

エナジードリンクを飲みすぎると起こる7つの悪影響

エナジードリンク

エナジードリンクの悪影響は主に7つあります。

 

これ以外にもありますが、ひとまず7つにまとめました。

それがこんな感じです。

エナジードリンクの悪影響

  1. 慢性疲労
  2. 糖尿病
  3. 肥満
  4. 睡眠障害
  5. 生産性の低下
  6. 精神障害
  7. 心疾患

 

それでは一つずつ見ていきましょう。

慢性疲労

エナジードリンクの悪影響の1つ目は「慢性疲労」です。

実はエナジードリンクは慢性疲労の原因になることが分かっています。

 

これはエナジードリンクに含まれるカフェインが原因です。

 

カフェインなどの覚醒作用のある興奮剤は一時的には疲労などを取ってくれます。

ただ、カフェインを長期的に摂り続けると、どんどん脳に疲労物質が溜まっていくことが分かっています。

 

それゆえ、カフェインが切れると無気力状態になったり、体が重くなったりします。

 

さらにカフェインは慣れていってしまうため、どんどん効き目が悪くなってきてしまいます。

それにより、カフェイン中毒になってしまう人も少なくありません。

 

なので、エナジードリンクの飲みすぎには注意が必要です。

キット
これはコーヒーなどでも起こるので注意ですよ!

 

 

ただ、定期的にカフェイン断ちをすれば問題ないので、気になる人は、

【時間倍増?】カフェイン断ちの好転反応・効果を科学的に解説!離脱症状が出にくい方法は?』をチェック☟

参考【時間倍増?】カフェイン断ちの好転反応・効果を科学的に解説!離脱症状が出にくい方法は?

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糖尿病

エナジードリンクの悪影響の2つ目は「糖尿病」です。

エナジードリンクは糖尿病になるリスクを上げることが分かっています。

 

エナジードリンクには糖分が過剰に含まれています。

レッドブルの糖質=27g

 

27gの糖質は角砂糖7個分です。

これは大体1食の半分くらいの糖質です。

 

つまり、2本飲むと1食分の糖質量に相当するわけです。

 

 

さらに、実際に行われたハーバード公衆衛生大学院の研究を見てみましょう。

実験内容

参加者310,819人を対象として、清涼飲料水(エナジードリンクなどを含む)の消費量を調査しました。

その結果、清涼飲料水を多く消費する人は2型糖尿病を発症するリスクが26%高くなることが分かりました。

 

つまり、エナジードリンクは糖尿病になる確率が約1.3倍も高くなるということです。

キット
糖尿病になると好きなものを食べれなくなるので、本当に注意が必要だと思います!

 

日本人の食事はもともと糖質が多いので、1日の摂取量をオーバーしやすいです。

なので、基本的に清涼飲料水はやめておいた方がいいかもしれません。

肥満

エナジードリンクの悪影響の3つ目は「肥満」です。

これは先ほどの糖尿病と近い話ですが、肥満になる確率も高くなります。

 

先ほどのハーバード公衆衛生大学院の研究を見てみましょう。

実験内容

同様の研究について、清涼飲料水の消費はメタボリックシンドロームの発症リスクが20%も高いことが分かりました。

メタボリックシンドロームとは内臓脂肪の蓄積が多く、血圧・血糖・脂質が基準値から外れている状態

 

メタボは簡単に言うと、肥満のもっとヤバいバージョンです。

このリスク1.2倍も高くなるのはかなり危険です。

 

キット
メタボはかなり危険なので、注意してくださいね!

睡眠障害

エナジードリンクの悪影響の4つ目は「睡眠障害」です。

エナジードリンクは睡眠障害を引き起こす可能性があることも分かっています。

 

実際にマクマスター大学の研究を見てみましょう。

実験内容

合計32件の研究と96,549人を対象として、エナジードリンクの悪影響について調査しました。

その結果、不眠症やストレスの増加、手の震えなど様々な有害事象が確認されました。

 

この中でも一番多かった有害事象が不眠症です。

エナジードリンクはもはや現代病とも呼ばれている不眠症の確率も上げてしまうんです。

 

なので、疲れている人ほどエナジードリンクを控えた方がいいかもしれません。

キット
一時的に頑張るにはいいかもしれませんが、飲みすぎには注意ですね!

生産性の低下

エナジードリンクの悪影響の5つ目は「生産性の低下」です。

実はエナジードリンクで生産性が低下するかもしれません。

 

マシューP.ペイズ氏が行った研究ではこんなことが分かっています。

実験内容

4,000人の食品アンケートをもとに2つグループに分けました。

  1. 毎日1~2杯のソフトドリンクを飲むグループ
  2. ソフトドリンクを飲まないグループ

結果、②に比べて①のグループは脳の容積が減少し、記憶力や集中力をつかさどる海馬が著しく小さくなることが分かりました。

 

エナジードリンクはカフェインの効果はあるものの清涼飲料水に変わりはありません。

 

なので、長期的な悪影響はソフトドリンクとは変わらないと思います。

キット
普通の清涼飲料水も結構な悪影響なので注意したいところですね!

精神障害

エナジードリンクの悪影響の6つ目は「精神障害」です。

エナジードリンクは精神障害の原因にもなるかもしれないんです。

 

イダルゴ州立自治大学の研究ではこんなことが分かっています。

実験内容

11〜18歳の青年および若年成人を対象として、エナジードリンクの消費とメンタルヘルスへの影響を調べました。

その結果、エナジードリンクの消費は危険な行動と強い正の関連が確認されました。

 

危険な行動はメンタルに強く関わっています。

実際に非行に走る子どもはメンタルが不安定なことが分かっています。

 

これは決して子どもだけの問題ではなく、大人にも関係してきます。

特に現代では不安症などを抱える人が多くなってきているため、かなりの注意が必要だと言えます。

キット
メンタルが不安定な人はエナジードリンクを飲まない方がいいかもしれませんね!

心疾患

エナジードリンクの悪影響の最後は「心疾患」です。

エナジードリンクは心疾患のリスクを上げることが分かっています。

 

これを示してくれたのが、フリブー​​ル大学の研究です。

実験内容

この研究ではエナジードリンクの消費と心臓や脳への影響について調べました。

その結果、エナジードリンクは心臓の作業負荷の増加と脳の血流速度の低下を伴う急性の有害な影響があることが示唆されました。

 

つまり、エナジードリンクは心臓と脳へ悪影響を及ぼす可能性があるということです。

 

また、エナジードリンクと心疾患などのリスクに関しては多くの研究がされていて、心臓にある程度の影響があることは間違いなさそうです。

キット
心臓と脳にダメージがあるなんて怖すぎますね…

 

参考著書

|『短期間で“よい習慣"が身につき、人生が思い通りになる! 超習慣術 - メンタリストDaiGo著

エナジードリンクがなかなかやめられない方はこの本がおすすめです。

 

この本には科学的に悪癖を治す方法が書いてあります。

どうしてもやめられない人は読んでみてもいいかもしれません。

 

オーディオブックであれば無料で聴けるので気になる方はご自由に。

Kindle版で見る

Audibleで無料で聴く

エルター

最後に

ヨーロッパなどでは18歳未満へのエナジードリンクの販売が規制されているそうです。

日本では規制されてないため、自分の身は自分で守りましょうね。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

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参考文献

Malik VS, Popkin BM, Bray GA, Després JP, Willett WC, Hu FB. Sugar-sweetened beverages and risk of metabolic syndrome and type 2 diabetes: a meta-analysis. Diabetes Care. 2010 Nov;33(11):2477-83. doi: 10.2337/dc10-1079. Epub 2010 Aug 6. PMID: 20693348; PMCID: PMC2963518.

Nadeem IM, Shanmugaraj A, Sakha S, Horner NS, Ayeni OR, Khan M. Energy Drinks and Their Adverse Health Effects: A Systematic Review and Meta-analysis. Sports Health. 2021 May-Jun;13(3):265-277. doi: 10.1177/1941738120949181. Epub 2020 Nov 19. PMID: 33211984; PMCID: PMC8083152.

Silva-Maldonado P, Arias-Rico J, Romero-Palencia A, Román-Gutiérrez AD, Ojeda-Ramírez D, Ramírez-Moreno E. Consumption Patterns of Energy Drinks in Adolescents and Their Effects on Behavior and Mental Health: A Systematic Review. J Psychosoc Nurs Ment Health Serv. 2022 Feb;60(2):41-47. doi: 10.3928/02793695-20210818-04. Epub 2021 Aug 25. PMID: 34432594.

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  • この記事を書いた人

KIT

【科学で教育をハック!】10年ほど教育界に従事|今の教育法に疑問を持ち、主にデータを用いた教育法を発信|毎月、数万人以上へレクチャー|科学的な知識をもとに、食事・健康・睡眠・運動などのライフハックなども発信中|親のための教育法を紹介する「エルター」を運営

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