このような疑問にお答えします。
今回はフラクトオリゴ糖について紹介します。
何となく体に良いと思われているのがオリゴ糖です。
ですが、果たしてフラクトオリゴ糖は本当に体に良いんでしょうか?
また、体に良いとしたらどのくらい効果があるのでしょうか?
今回はフラクトオリゴ糖について科学的に解説していきます。
ぜひ参考にしてみてください。
それでは早速見ていきましょう。
目次
フラクトオリゴ糖は危険?
結論から言うと、フラクトオリゴ糖は危険ではありません。
むしろ砂糖に比べると健康に良いと言えます。
具体的なフラクトオリゴ糖のメリットを3つ紹介します。
フラクトオリゴ糖のメリット
- カロリーが低い
- 腸内環境の改善
- メンタルの改善
それでは一つずつ見ていきましょう。
カロリーが低い
フラクトオリゴ糖の1つ目のメリットが「カロリーが低い」ことです。
フラクトオリゴ糖は砂糖に近い甘さにもかかわらず、カロリーは約半分程度です。
例えば、日ごろコーヒーに砂糖を使っている人がフラクトオリゴ糖に代えると、
砂糖大さじ1杯 → 35kcal
フラクトオリゴ糖大さじ1杯 →18kcal
17kcal程度カロリーを抑えられます。
一見17kcalは大したことがないように思えますが、1年続けるだけで6,205kcalもカロリー摂取を抑えられます。
これは何もせずに体脂肪を1%落とせるくらいのカロリーです。
腸内環境の改善
フラクトオリゴ糖の2つ目のメリットが「腸内環境の改善」です。
フラクトオリゴ糖にはビフィズス菌や乳酸菌などが存在します。
この菌が腸内環境を改善してくれることが分かっています。
実際に中国の山東大学で行われた研究ではこんなことが分かっています。
実験内容
自閉症の子どもを対象として、プロバイオティクスとフルクトオリゴ糖を摂取してもらい、その影響を調べました。
その結果、腸内環境が改善し、自閉症の重症度も軽減したことが分かりました。
腸内環境が改善するとなんと自閉症の症状も軽減するらしいです。
腸内環境が脳に与える影響って凄まじいですよね。
メンタルの改善
フラクトオリゴ糖の3つ目のメリットが「メンタルの改善」ことです。
これは先ほどの腸内環境の改善と関わってきます。
実は腸内環境を改善するとメンタルが改善するんです。
これを調べてくれたのが上海交通大学の研究です。
実験内容
1,503人の被験者を含む21件の研究を対象として、腸内環境と不安症状の関連性を調べました。
その結果、約半分以上の研究において、腸内環境の改善が不安症状において肯定的な反応を示していることが分かりました。
つまり、腸内環境とメンタルは密接にかかわっているということです。
こちらのフラクトオリゴ糖は天然由来なので安心して使うことができます。
残留農薬なども検査しており、妊婦さんや乳幼児でも使うことが出来るそうです。
1kgタイプもあり、コスパも良いので気になる方はどうぞ。
フラクトオリゴ糖と同様に体に良いのがハチミツです。
抗酸化作用も高く、体をキレイにしてくれます。
ただ、ボツリヌス菌が含まれているため、1歳未満は食べることが出来ません。
体をキレイにしたい方はどうぞ。
こんなにフラクトオリゴ糖にはメリットがあるのになぜ危険と言われているのでしょうか?
フラクトオリゴ糖が危険だと言われている理由
フラクトオリゴ糖が危険だと言われている理由は主に2つあると考えています。
危険だと言われている理由
- 甘い
- メリットを知らない
一つずつ考察していきましょう。
甘い
フラクトオリゴ糖が危険だと言われている理由の1つ目が「甘い」からです。
一般的には「甘い=体に悪い」と考えられています。
確かにそれは一理あります。
実際に精製された白砂糖を摂ると頭が悪くなったり、腸内環境が悪くなります。
とはいえ、そうではないものも多くあります。
例えば、ハチミツは適度に摂れば腸内環境を整えてくれる効果があります。
このような複雑性を理解するにはメディアに振り回されない知性が必要になってきます。
ですが、SNSなどの登場によって物事が単純化されるようになってきました。
そのような単純化された意見には注意が必要なので、あくまで参考程度にして自身で考えることを意識してみてください。
メリットを知らない
フラクトオリゴ糖が危険だと言われている理由の2つ目が「メリットを知らない」からです。
先ほど紹介したようにフラクトオリゴ糖には様々なメリットがあります。
このようなメリットを知らないがために危険だと言われていると考えられます。
ですが今回、この記事を見てくれたあなたはメリットを知っています。
もちろん摂りすぎは危険ですが、フラクトオリゴ糖を上手く活用して健康的に甘いものを楽しんでください。
最後に
フラクトオリゴ糖は砂糖より圧倒的に体に良いです。
料理に使う砂糖をかえるだけでもかなりメリットが感じられると思いますよ。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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参考文献
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Yang B, Wei J, Ju P, Chen J. Effects of regulating intestinal microbiota on anxiety symptoms: A systematic review. Gen Psychiatr. 2019 May 17;32(2):e100056. doi: 10.1136/gpsych-2019-100056. PMID: 31179435; PMCID: PMC6551444.