このような疑問にお答えします。
今回はあがり症を克服する方法について紹介します。
職場などでプレゼンや発表などをするときに極度に緊張や不安を感じてしまう方も多いと思います。
そこで、今回はスタンフォードの心理学者が明かしたあがり症を克服する方法を知っていただきます。
実際に僕もあがり症でしたが、この方法を知り、今では人前で話すこともできるようになりました。
ホントに誰でも出来る方法なので、ぜひ参考にしてみてください。
それでは早速見ていきましょう。
目次
あがり症の原因
あがり症の原因は様々なものがありますが、一般的にはこれから紹介する2つが原因であることが多いです。
緊張や不安を悪いものだととらえている
まず一つ目の原因は「緊張や不安を悪いものだととらえている」ということです。
と思う方も多いと思いますが、実は違うんです。
そもそも悪いものだったら人間の性質として残っていないんです。
人間は昔、狩猟採集民として暮らしていました。
その時代に緊張や不安を感じる状況はというとサーベルタイガーなどに会った時です。
緊張や不安を感じることで判断を素早くし、逃げるか戦うかを選びます。
つまり、緊張や不安を感じるのは決して悪いことではなく、むしろ判断能力や生産性を高めてくれるんです。
なので、無理して落ち着く必要ってないんです。
では、どうやって緊張や不安を生かすのかは次の「あがり症を克服する方法」で解説します。
最悪の事態を想定している
2つ目の原因は「最悪の事態を想定している」ということです。
あがり症の人は最悪の事態を想定してしまい、それが実際に起こるのではないかと不安になってしまいます。
ですが、ある研究によると不安の90%以上は起こらないとされています。
なので、自分がしている最悪の事態はほぼ起こらないと思ってもらって大丈夫です。
ただ、実は最悪の事態を想定することって悪いことじゃないんです。
実際に準備や計画の際に最悪の事態を想定していると成功率が高まるという研究があるんです。
最悪の事態を想定していると予め対処方法が明確なので、動揺しなくなり、むしろ成功の確率が上がるんです。
なので、準備や計画の際は最悪の事態を想定することをむしろおすすめします。
では、次にあがり症を克服する方法について紹介します。
あがり症を克服する方法
不安や緊張を生かす
これは先ほど話した「緊張や不安を悪いものだととらえている」という原因の一番有効な対処法です。
では、実際に不安や緊張をどう生かすのかを見ていきましょう。
やり方は非常に簡単です。
緊張や不安を感じた際に「これは良い行動を行うための準備をしてくれているんだ!」と考えるだけです。
たったこれだけでいいんです。
実際にこんなことがリスボン大学の研究で分かっています。
実験内容
学生を対象に段階的に難しくなるテストを出題しました。
その際、研究者は学生にプレッシャーを与えるため2つの指示をしました。
- 出来るだけ早く、ミスをしないように解いてください
- 上位10%に入れば現金を渡します
そしてテスト直前に学生を2つのグループに分けました。
- 不安を感じたら不安を利用するように伝えられたグループ
- 不安を感じたら問題に集中するように伝えられたグループ
その結果、「不安を利用するように伝えられたグループ」は疲労を感じにくく、成果が出しやすくなることが分かりました。
つまり、不安を利用するように考えるだけで、実際に良いパフォーマンスを出せるようになるんです。
なので、不安を感じた時は抑え込もうとせずに生かそうと考えてください。
聴衆への解釈を変える
続いての対処法は聴衆への解釈を変えるというものです。
あがり症の人はプレゼンや発表をするときに「失敗したら恥ずかしい」や「ミスしたらどうしよう」などと考えてしまいます。
ですが、実際は聴衆があなたを批判的に見ていることは少なく、あなたの味方であることが多いです。
なので、「聴衆は応援してくれてるんだ」と思うようにしてみてください。
このように解釈を変えるだけでグッと良いプレゼンができるようになりますよ。
参考著書
|『スタンフォードの心理学講義 人生がうまくいくシンプルなルール』
上記の実験結果はこの本を参考にしています。
実際にスタンフォードで授業をしている先生が書いている本です。
この本の著者もTEDと言われる世界的に有名なプレゼンの場で、この方法を実践し、見事克服しています。
他にもかなり参考になる内容が多いので、気になる方はご自由に。
最後に
緊張や不安は使い方次第で毒にも薬にもなります。
使い方をしっかりと身に着けて、最高のプレゼンをしてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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