

このような疑問にお答えします。
筋トレやダイエットをしている人に定番となったオイコス。
ただ「高タンパク・脂肪ゼロ・低カロリー」と聞くと、逆に「何か入っているのでは?」と不安になる方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、ダノン公式サイトの栄養成分表示と原材料名をすべて確認したうえで、オイコスが本当に体に悪いのかを検証しました。
結論から言うと、原材料を見るかぎり「体に悪い」と言える要素は見当たりませんでした。
むしろ、心配されがちなアレは入っていません。
この記事でわかること
- オイコス全6種の栄養成分と原材料(公式データ)
- 人工甘味料は入っているのか
- 増粘剤・酸味料は問題ないのか
- 毎日食べても大丈夫なのか
- 逆に注意したほうがいい人
目次
オイコスは体に悪い?

結論から言うと、オイコスは体に悪くありません。
というのも、オイコスの原材料は驚くほどシンプルだからです。
まずは実際の数字と原材料を見ていきましょう。
オイコス全6種の栄養成分
ダノン公式サイトに掲載されている栄養成分表示をまとめました。
| 種類 | たんぱく質 | 脂質 | 炭水化物 | エネルギー |
| プレーン・砂糖不使用 | 11.7g | 0g | 5.1g | 69kcal |
| マンゴーココナッツ | 10.2g | 0g | 11.9g | 92kcal |
| プレーン・加糖 | 9.7g | 0g | 12.2g | 90kcal |
| ストロベリー | 9.7g | 0g | 12.9g | 92kcal |
| ブルーベリー | 9.6g | 0g | 13.0g | 92kcal |
| ゴールデンパイナップル | 9.6g | 0g | 13.3g | 93kcal |
※1カップ(110g、マンゴーココナッツのみ113g)あたり。出典:オイコス公式サイト
注目したいのは、砂糖不使用とフレーバータイプの差です。
たんぱく質は11.7gと9.6g、炭水化物は5.1gと13.3g。同じオイコスでも、種類によってかなり中身が違います。

人工甘味料は入っているのか
「体に悪い」と検索する方が一番気にしているのは、おそらくここでしょう。
結論、カップのオイコスに人工甘味料は使われていません。
公式サイトに記載されている原材料名がこちらです。
オイコスの原材料名(公式)
- プレーン・砂糖不使用……乳製品
- プレーン・加糖……乳製品、砂糖/増粘剤(加工でんぷん、増粘多糖類)、酸味料、クエン酸カルシウム
- ブルーベリー……乳製品、ブルーベリー果肉、砂糖/増粘剤(加工でんぷん、増粘多糖類)、酸味料、香料、クエン酸カルシウム
- ストロベリー……乳製品、ストロベリー果肉、糖類(砂糖、転化糖)、濃縮にんじん/増粘剤(加工でんぷん、増粘多糖類)、酸味料、香料、クエン酸カルシウム
プレーン・砂糖不使用にいたっては、原材料が「乳製品」の1つだけ。添加物がまったく使われていません。
アセスルファムKやスクラロースといった人工甘味料は、どのフレーバーにも入っていません。
「高タンパクで低カロリーなのに甘い=人工甘味料だらけ」というイメージがあるかもしれませんが、オイコスに関してはあてはまりません。

ただし、ここは注意してください。
同じオイコスブランドでも、240mlの飲むタイプ(プロテインドリンク)の原材料には、甘味料(アセスルファムカリウム、スクラロース)と記載されています。
カップとドリンクは別物なので、気にされる方はパッケージで確認してみてください。
増粘剤・酸味料は大丈夫?
砂糖不使用以外には、増粘剤と酸味料が使われています。
増粘剤(加工でんぷん、増粘多糖類)は、とろみや食感を出すために使われる添加物です。
加工でんぷんはその名のとおりでんぷんを加工したもので、増粘多糖類も植物などに由来する成分が中心です。
酸味料は味を整えるため、クエン酸カルシウムはカルシウムの補給と品質保持のために使われています。
どうしても添加物が気になる方は、原材料が「乳製品」のみのプレーン・砂糖不使用を選べば解決します。

オイコスのメリット

オイコスのメリットは主に3つあります。
オイコスのメリット
- タンパク質が豊富
- 脂肪ゼロ
- カルシウムも摂れる
それでは一つずつ見ていきましょう。
タンパク質が豊富
オイコスのメリット1つ目が「タンパク質が豊富」なことです。
タンパク質は人間の身体を作るのに欠かせない栄養素です。
筋肉はもちろん、爪や髪などあらゆる箇所がタンパク質によって作られています。
さらにダイエットにおいてもタンパク質は重要です。
タンパク質は満腹感に関わる栄養素と考えられており、実際に検証した研究もあります。
研究①:タンパク質の多い朝食と、その後の食事量
研究内容
BMI25以上の女性30名(25〜60歳)を対象に、卵を使った朝食とベーグルを使った朝食を比較した研究です。2つの朝食はカロリーも重量も同じに揃えられ、順番をランダムにして両方を体験してもらっています。
その結果、卵の朝食を食べた日は満腹感が高く、3時間半後の昼食での摂取エネルギーが有意に少なくなりました。
さらに、その日1日、そして36時間後までエネルギー摂取量が低いままだったことも報告されています。
出典:Vander Wal JS, Marth JM, Khosla P, Jen KC, Dhurandhar NV. Short-term effect of eggs on satiety in overweight and obese subjects. J Am Coll Nutr. 2005;24(6):510-5. PubMedで見る
同じカロリーの朝食でも、タンパク質が多いほうがその後に食べる量が減った、というわけです。
研究②:8週間の減量への影響
同じ研究チームは、より長い期間でも検証しています。
研究内容
過体重・肥満の男女152名を対象に、卵の朝食とベーグルの朝食(カロリー・重量は同じ)を週5日以上続けてもらい、8週間の変化を比較しました。
その結果、カロリー制限を併用したグループでは、卵の朝食のほうが体重・BMI・ウエストの減少幅が大きくなりました。
一方で、カロリー制限をしていないグループでは、体重に差は出ませんでした。
出典:Vander Wal JS, Gupta A, Khosla P, Dhurandhar NV. Egg breakfast enhances weight loss. Int J Obes (Lond). 2008;32(10):1545-51. PubMedで見る
ここが大事なポイントです。
「タンパク質を摂れば勝手に痩せる」わけではなく、カロリー制限と組み合わせて初めて差が出ています。
オイコスも同じで、今の食事にただ追加するのではなく、間食やデザートを置き換える使い方が理にかなっています。
なお、この2つの研究は卵を使ったものです。オイコスそのものを検証した研究ではないため、「タンパク質の多い食品には満腹感を高める働きがありそう」という一般的な傾向として捉えてください。

ちなみにオイコスは種類によってタンパク質量が変わります。
タンパク質を重視するなら「プレーン・砂糖不使用」の11.7gが最も多く、フレーバータイプは9.6〜10.2gです。

脂肪ゼロ
オイコスのメリット2つ目が「脂肪ゼロ」であるということです。
全6種すべて、脂質の表示は0gです。
脂質は三大栄養素の中でもカロリーが高いため、摂取カロリーを抑えたいときには真っ先に見直される栄養素です。
その点で言うと、オイコスはかなりダイエットに向いた商品だと言えます。
ただし、正確に書いておきます。
栄養成分表示のルール上、一定量を下回れば「0g」と表示できるため、完全にゼロというわけではありません。
とはいえ110gあたりで考えればごくわずかな量なので、実用上は「脂質を気にせず食べられる」と考えて問題ないでしょう。
なお、脂質は三大栄養素というだけあって、ある程度は必要な栄養素です。
オイコスで脂質をカットするぶん、他の食事で良質な脂質を摂ることをおすすめします。
サバやイワシなどの青魚には良質な脂質とタンパク質が含まれているので、併せて摂るとバランスが取れます。

カルシウムも摂れる
オイコスのメリット3つ目が「カルシウムも摂れる」ことです。
見落とされがちですが、オイコスにはカルシウムもしっかり含まれています。
| 種類 | カルシウム |
| プレーン・砂糖不使用 | 132mg |
| マンゴーココナッツ | 124mg |
| ブルーベリー/ストロベリー | 120mg |
| プレーン・加糖 | 116mg |
※1カップあたり。出典:オイコス公式サイト
カルシウムは日本人に不足しがちな栄養素のひとつとされています。
タンパク質を摂るついでにカルシウムも補える点は、プロテインパウダーにはない強みです。

ここまでオイコスのメリットについて紹介してきました。
ただ、オイコスにもデメリットが存在します。
オイコスのデメリット

オイコスのデメリットを4つ紹介します。
オイコスのデメリット
- 高い
- フレーバーには砂糖が入っている
- お腹を下すことがある
- 飽きる
それでは一つずつ見ていきましょう。
高い
オイコスのデメリット1つ目が「高い」ことです。
プロテインは1杯で50円程度で飲めることが多いので、プロテイン3杯分と考えるとちょっと高めです。
ただ、まとめ買いすることで価格のデメリットはかなり抑えられます。
12個入のオイコスだとあまり安くならないため、24個入りのものがおすすめです。
いちいち買いに行く必要がないのもメリットですね。
気になる方はどうぞ。
フレーバーには砂糖が入っている
オイコスのデメリット2つ目が「フレーバータイプには砂糖が入っている」ことです。
「ヘルシーだから」と安心して選ぶ方も多いですが、フレーバータイプの原材料には砂糖が記載されています。
数字で見ると差は明確です。
おおよそ2倍以上の差があります。
もちろん、これは他のデザートと比べれば十分に少ない量です。
ただ「糖質を抑えたい」という目的で食べるのであれば、砂糖不使用を選んだほうが目的に合っています。

お腹を下すことがある
オイコスのデメリット3つ目が「お腹を下すことがある」ことです。
乳製品でお腹を壊した経験がある方は、乳糖不耐症かもしれません。
日本人を含むアジア系の人は、大人になるにつれてラクターゼの働きが弱まる人が多いと言われています。
ただし、オイコスに関しては少し事情が異なります。
オイコスは「水切りヨーグルト」であり、製造工程で水分(ホエイ)と一緒に乳糖の一部も取り除かれるからです。
さらに発酵の過程でも乳糖の一部が分解されます。
実際、公式の栄養成分表示を見ると、砂糖不使用タイプの炭水化物は110gあたり5.1g(うち糖類3.8g)。牛乳と比べればかなり少ない量です。
牛乳でお腹を下しがちな方でも、オイコスなら大丈夫だったというケースは十分あり得ます。
とはいえ体質には個人差があるので、心配な方はまず1個から試してみてください。

飽きる
オイコスのデメリット4つ目が「飽きる」ことです。
オイコスは確かに美味しいですが、やはり飽きがきてしまいます。
ただ、これはフレーバーを変えたり、自分なりにアレンジすることで解決すると思います。
まずは違う味を試してみて、その後に自分なりのアレンジを楽しんでください。

こちらはストロベリー味のオイコスです。
酸味と甘みが絶妙なバランスなので、デザートとしてもおすすめです。
美味しさを重視したい方は試してみてもいいかもしれません。
オイコスに関するよくある質問
最後に、よく寄せられる質問にまとめてお答えします。
Q. 毎日食べても大丈夫?
A. 1日1個程度であれば、特に問題はないと考えられます。
原材料を見るかぎり、毎日食べることで問題になりそうな成分は見当たりません。
ただし、当然ですが「オイコスだけ食べていれば健康」ということではありません。
食事全体のバランスの中に組み込んでください。
Q. オイコスを食べると太る?
A. 1カップ69〜93kcalなので、置き換えとして使うぶんには太りにくい食品です。
ただし、今の食事に「追加」すればカロリーは純増します。
先ほど紹介した研究②でも、カロリー制限と組み合わせて初めて減量に差が出ていました。
間食やデザートの置き換えとして使うのが、最も理にかなった食べ方です。
Q. いつ食べるのがベスト?
A. 目的によって変わります。
食べすぎを防ぎたいなら、食前や間食のタイミング。タンパク質が満腹感に関わることを踏まえた使い方です。
運動をしている方なら、トレーニング後にタンパク質を補う目的で。
厳密なタイミングにこだわるより、続けやすい時間帯に取り入れるほうが現実的だと思います。
Q. 人工甘味料は入っている?
A. カップのオイコスには使われていません。
ただし「オイコス プロテインドリンク」(240ml)には、甘味料(アセスルファムカリウム、スクラロース)が使用されています。
同じブランドでも中身が違うので、パッケージの原材料名で確認するのが確実です。
Q. 添加物が気になる場合はどれを選べばいい?
A. 「プレーン・砂糖不使用」がおすすめです。
原材料名が「乳製品」のみで、添加物が一切使われていません。
タンパク質量も11.7gと最多、炭水化物も5.1gと最少なので、栄養面でも優秀です。
Q. 子どもが食べても大丈夫?
A. 通常のヨーグルトと同じように考えて問題ありません。
ただし乳製品なので、乳アレルギーのあるお子さまは避けてください。
心配な場合は、かかりつけの小児科医にご相談ください。
最後に
今回はオイコスが体に悪いのかを、栄養成分と原材料から検証しました。
この記事のまとめ
- カップのオイコスに人工甘味料は使われていない
- プレーン・砂糖不使用は原材料が「乳製品」のみ
- タンパク質は1カップ9.6〜11.7g、カルシウムも116〜132mg
- フレーバータイプは砂糖入りで、炭水化物は砂糖不使用の2倍以上
- 水切り製法のため乳糖は牛乳より少ない
- プロテインドリンクには人工甘味料が使われている
オイコスはダイエット食品としてはかなり優秀だと思います。
ただし「食べれば痩せる」food ではなく、あくまで置き換えに向いた食品です。
小腹が空いたときや間食にぜひ。
最後までお読みいただきありがとうございました。
参考文献
- オイコス(OIKOS)|ダノンジャパン(栄養成分表示・原材料名)
- Vander Wal JS, Marth JM, Khosla P, Jen KC, Dhurandhar NV. Short-term effect of eggs on satiety in overweight and obese subjects. J Am Coll Nutr. 2005;24(6):510-5. PubMed
- Vander Wal JS, Gupta A, Khosla P, Dhurandhar NV. Egg breakfast enhances weight loss. Int J Obes (Lond). 2008;32(10):1545-51. PubMed
ご注意
本記事は特定の食品の効果効能を保証するものではなく、疾病の診断・治療・予防を目的としたものではありません。栄養成分・原材料は記事作成時点の公式サイトの情報に基づいており、商品のリニューアルにより変更される場合があります。アレルギーや持病のある方は医療専門家にご相談ください。
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