このような疑問にお答えします。
今回はマーガリンが体に悪いのかどうかについて紹介します。
バターよりも安価で手に入りやすいマーガリンですが、体に悪いという噂はホントなのでしょうか?
今回は科学的な観点からマーガリンについて知っていただきます。
ぜひ参考にしてみてください。
それでは早速見ていきましょう。
目次
マーガリンは体に悪い?
結論から言うと、マーガリンは体に悪いというのは科学的には本当です。
その理由は2つあります。
マーガリンが体に悪い理由
- トランス脂肪酸
- 植物油脂
それでは一つずつ見ていきましょう。
トランス脂肪酸
マーガリンが体に悪い理由の1つ目が「トランス脂肪酸」の影響です。
実際にマクマスター大学の研究ではこんなことが分かっています。
実験内容
数十万人を対象として、トランス脂肪酸の摂取とあらゆる病気のリスクの関連性を調べました。
その結果、トランス脂肪酸はガンや心血管疾患など、すべての死亡率の上昇と関連していることが分かりました。
つまり、マーガリンは死亡率を高めるかもしれないということです。
もちろん、これは可能性の話ではあります。
ですが、WHO(世界保健機関)がトランス脂肪酸を禁止していることからもその可能性は高いかと思います。
ただ、最近はトランス脂肪酸が0のマーガリンも販売されています。
それなら問題ないのでしょうか?
植物油脂
マーガリンが体に悪い理由の2つ目が「植物油脂」の影響です。
これらの油って実はかなり危険なんです。
というのも植物油脂は酸化している場合が多いからです。
植物油脂は高温などで処理するため、どうしても加工する段階で酸化してしまうんです。
そして酸化した油を摂ると腸内環境が悪化することが分かっています。
腸内環境の悪化はこのような悪影響を及ぼします。
腸内環境の悪影響
- メンタルの悪化
- 睡眠の質の悪化
- 病気のリスクの上昇
- ホルモンバランスの乱れ
- ストレスの増加 など
つまり、マーガリンは腸内環境を悪化し、様々な体の不調をきたすというわけです。
特にホルモンなどは油から作られるため、本当に気を付けた方がいいです。
やはりマーガリンではなく、バターを使うのがおすすめです。
一応、おすすめのバターを紹介しておきます。
こちらはグラスフェットバターです。
穀物ではなく、牧草でのびのび育てられた牛から作られたバターです。
味はもちろんのこと栄養価も全然違うため、どうせ使うならグラスフェットが良いと思います。
値段もものすごく高いわけではないため、買いやすいと思います。
気になる方はどうぞ。
バターを頻繁に使うわけではない人は小分けのものがおすすめです。
大きいバターを買うと、どうしても酸化してしまいます。
ただ、小分けであれば酸化することがあまりないため、長期間にわたって使うことが出来ます。
量が決まってるのも嬉しいですね。
グラスフェットではないですが、気になる方はどうぞ。
最後に
一部ではマーガリンは体に悪くないという意見もあります。
ただ、マーガリンが体に良いということは聞きません。
つまり、マーガリンは摂るメリットがない油だと言えます。
わざわざメリットのない油をリスクを冒してまで、摂る必要は個人的にはないと思います。
ただ、最終的には自分で判断してみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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参考文献
de Souza RJ, Mente A, Maroleanu A, Cozma AI, Ha V, Kishibe T, Uleryk E, Budylowski P, Schünemann H, Beyene J, Anand SS. Intake of saturated and trans unsaturated fatty acids and risk of all cause mortality, cardiovascular disease, and type 2 diabetes: systematic review and meta-analysis of observational studies. BMJ. 2015 Aug 11;351:h3978. doi: 10.1136/bmj.h3978. PMID: 26268692; PMCID: PMC4532752.