
悩む人
さつまいもって体に良さそうだけど、冷やして食べるとさらに効果があるってホント?
なんで体に良いの??

悩む人
目次
レジスタントスターチとは?
レジスタントスターチ(Resistant Starch)は「難消化性でんぷん」とも呼ばれ、小腸で消化されずに大腸まで届く炭水化物の一種です。
その名のとおり「消化に抵抗するでんぷん」で、食物繊維に近い働きを持つのが特徴。
レジスタントスターチの種類
- RS1:物理的に消化しにくいでんぷん(未熟な穀物など)
- RS2:加熱されていない未成熟でんぷん(生バナナなど)
- RS3:加熱後に冷却して再結晶化したでんぷん(冷やした芋・ごはんなど)
- RS4:化学的に加工されたでんぷん(食品添加物)
レジスタントスターチの健康効果
期待される健康効果
- 血糖値の上昇を緩やかにする
- 腸内環境を改善(善玉菌のエサになる)
- 満腹感を長くキープ(食べ過ぎ予防に)
- 脂肪の蓄積を抑える効果も報告
参考文献
- Shuai, X., et al. (2013). Resistant starch and health outcomes: a systematic review and meta-analysis. Journal of Functional Foods. https://doi.org/10.1016/j.jff.2013.08.012
じゃがいも・さつまいもを冷やすと何が変わる?
でんぷん質の高い野菜の中でも、**加熱 → 冷却によってRS3が増える代表例が「じゃがいも」や「さつまいも」**です。
温かい vs 冷たい じゃがいも比較(100gあたり)
- 温かいじゃがいも:レジスタントスターチ約1g未満
- 冷やしたじゃがいも(4℃で24時間):約3g以上に増加
特に冷製ポテトサラダや冷やし焼き芋などは、手軽にRS3を取り入れられる優秀なメニュー。
冷やし芋・冷ポテサラの食べ方ポイント
芋類は一度加熱(茹で・蒸し・焼き)した後、冷蔵庫で6時間以上冷やすのが理想
冷蔵より冷凍 → 解凍の方がRS3量はさらに増えるという研究もあり
マヨネーズは少なめにして、オリーブオイル+塩で和えるのがおすすめ

キット
冷やすだけで腸活・ダイエットに効くなら、ちょっと意識して取り入れてみたいですね!
まとめ
☑ レジスタントスターチは「冷やしたでんぷん」に含まれる健康成分 ☑ 特にじゃがいも・さつまいもは加熱→冷却でRS3が増える ☑ 血糖値改善・腸内環境アップ・脂肪燃焼に科学的エビデンスあり ☑ 冷製ポテサラや冷やし焼き芋で手軽に取り入れよう