このようなお悩みにお答えします。
支出を減らすのって難しいですよね。
ある研究では購入の最大80%が衝動買いとも言われています。
ほとんどが理性的に行われていません。
ですが、背後にある心理的理由を知るだけでかなりの支出を抑えることができます。
今回はこの記事を見ているあなただけに知っていただきたいと思います。
目次
購入の6つの心理
社会的圧力
購買の心理には社会的圧力(英:ピアプレッシャー)が関わっています。
人間は組織で生きていくように設計されているので、人との関わりを大切にします。
例えば、「誕生日プレゼントをもらったら返さなきゃいけない」と思いますよね。(返報性の法則という)
これが買う理由につながり、購買活動につながります。
また、人間はみんなが買っていたらそれを買わなきゃいけないと感じてしまいます。
これがトイレットペーパーなどのパニック買いなどにつながってしまう心理です。
社会的圧力による購買活動の増加と言えます。
このように組織の中の一人であるという認識から買ってしまう心理が働いています。
対策
・お返しやパニック買いに購買心理が隠れていることを認識する
お金への認識
キャッシュレスがどんどん進みお金への認識が曖昧になってきました。
そのため、現金で支払うときの苦痛や罪悪感がかなり減ってしまいました。
お金を使うときの苦痛がないので、どんどんお金を使う抵抗感がなくなります。
これが結果的に支出の増加につながってしまいます。
でも、キャッシュレスから離れる必要はないです。
どういうこと?って思うかもしれませんが、キャッシュレスでも苦痛を感じる状況を作ればいいんです。
個人的におすすめなのが、お金を使ったらスクワットをすることです。
苦痛も得ることができますし、健康にもなる。
対策
・お金を使ったらスクワットなどの筋トレをする
決断疲労
実は人間の決断力って一日の中で減っていってしまうんです。
実際に決断疲労に関する研究で、裁判で午前中に仮釈放を受ける確率が70%なのに比べ、夜遅くだと仮釈放を受ける確率が10%まで低下してしまうということが明らかになっています。
これだけ人間は決断に関して疲労を感じています。
対策としては買い物は午前中のうちにするといいでしょう。
対策
・買い物は午前中に
ポジティブな影響
心理的な影響として、一度買い物をするとその後、普段は買うつもりのないものを買ってしまいます。
また、買い物に限らず、生活で何かポジティブな影響を受けてしまうとその後にモノを買う確率が高くなります。
あなたもショッピングモールなどで一度モノを買ってしまったらせきを切ったように次々と買ってしまった経験ありませんか?
これを防ぐためには予め買い物リストや予算などを設定しておくことが大切です。
対策
・買い物リストや予算を設定しておく
比較
購買には3つのプロセスがあります。
- 何が買いたいか?
- どの製品が良いか?
- どうやって買うか?
比較から入ってしまうと「何が買いたいか?」を飛ばして、「どちらが買いたいか?」のプロセスになってしまうので、よりモノを買いやすくなってしまいます。
まずはその製品が本当に必要かどうかを検討しましょう。
対策
・製品が本当に必要かを考える
ハロー効果
ハロー効果とはある一点の魅力によって、他も魅力的に見えるという効果です。
詳しくは過去の記事で紹介しています。
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参考ハロー効果とは?就活,恋愛,マーケティングにも使われている心理学|効果的に使うには?
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商品でも同じです。
例えば、とても安くなっている商品が一つあったとするとそれ以外のお店にある商品も安く見えてしまうことがあります。
これも典型的なハロー効果の一例です。
これを防ぐためには一度冷静になって客観的に見るしかないです。
ハロー効果を認識するだけでもかなり改善するので、ぜひ覚えておいてください。
対策
・ハロー効果を認識して、冷静さを取り戻す
最後に
すべての心理を把握するのは難しいので、一つずつやってみてください。
日々の支出を減らすことで、旅行などにも行けてしまうかもしれませんね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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