このような疑問にお答えします。
今回はビールについて紹介します。
目次
ビールは体に悪い?
結論から言うと、ビールはあまり体に良くありません。
その理由は3つあります。
ビールが体に悪い理由
- アルコール
- 糖質
- プリン体
それでは一つずつ見ていきましょう。
アルコール
まず1つ目のビールが体に悪い理由は「アルコール」です。
これは当然のことですが、体に良くありません。
アルコールは病気のリスクを高めるだけでなく、認知機能の低下や肥満を招くことがあります。
また、メンタルにもダメージがあると言われているので、過剰摂取は体に毒です。
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糖質
続いて2つ目のビールが体に悪い理由は「糖質」です。
ビールは糖質がかなり高いです。
お酒別の糖質量は以下の通りになります。
糖質 | |
ビール | 2.6~3.1g |
ワイン | 1.5~2g |
ウイスキー | 0g |
※100㎖当たり
こうやって見てもビールの糖質量が多いことが分かります。
糖質はエネルギーになりますが、カロリーも高いため、摂りすぎは肥満の原因になります。
日本人は白米を主食とするため、糖質は足りていることが多いです。
むしろ摂りすぎだとも言われているので、ビールは最初の1杯だけにする方がいいかもしれません。
プリン体
3つ目のビールが体に悪い理由は「プリン体」です。
このプリン体は通常、尿酸に変わり体外に排出されます。
ただ、排出量を超えて摂りすぎてしまうと痛風などを引き起こす恐れがあります。
痛風はその名の通り、風が当たるだけでも痛いとされています。
人によっては日常生活に支障をきたす場合があるので、摂り過ぎには注意です。
ここまでビールが体に悪い理由を紹介してきました。
ただ、実はビールには思わぬ効果もあるんです!
ビールの効果
ビールの効果も3つ紹介します。
ビールの効果
- 人間関係
- 睡眠の改善
- 腸内環境の改善
それでは一つずつ見ていきましょう。
人間関係
まず1つ目のビールの効果が「人間関係」です。
これはビールに限ったことではありませんが、お酒は人間関係を深めてくれます。
お酒は理性を抑え、本音を言いやすくします。
人間の脳というのは面白くて、本音を言った相手に好意を持つようにできています。
そのおかげで上司や同僚と仲良くなった人も多いと思います。
また、人間の幸福を追ったハーバード大学の80年にわたる研究で分かったことがあります。
人間の幸福は人間関係一択でほぼ決まる。
つまり、良い人間関係を作れるのであればお酒にはメリットがあるということです。
お酒は1人で飲むのではなく、必ず誰かと飲むようにしましょうね。
睡眠の改善
2つ目のビールの効果が「睡眠の改善」です。
実はビールには睡眠を質を高めてくれる効果があることが分かっています。
それを示してくれたのが、スペインのエストレマドゥーラ大学の研究です。
人と睡眠リズムが似ているウズラという動物を対象として、ビールに含まれるホップの鎮静効果について調べました。
その結果、ホップの鎮静作用は夜間活動を効果的に減少させるということが分かっています。
簡単に言うと、睡眠に入りやすくしてくれるというわけです。
また、同大学の異なる実験でもこんなことが分かっています。
30人の大学生を対象として、14日間にわたりノンアルコールビールを夕食時に摂取してもらいました。
その結果、ノンアルコールビールを飲んだ学生の睡眠の質が高まったことが分かりました。
つまり、ビールに含まれるホップが睡眠の改善に効果があるということです。
アルコールは睡眠の質を低下させてしまうので、最低でも寝る2時間前までには飲み終わっておきたいですね。
腸内環境の改善
3つ目のビールの効果が「腸内環境の改善」です。
ビールは腸内環境を改善してくれる可能性があることが分かっています。
それを示してくれたのが、リスボン大学の研究です。
実験内容
22人の健康な男性を対象として、4週間にわたり毎日330mlのビールまたはノンアルコールビールを飲んでもらいました。
その結果、ビール/ノンアルコールビールともに腸内微生物叢の多様性を高めることが分かりました。
腸内環境というのは多様性があればあるほど健康なことが分かっています。
つまり、腸内微生物叢の多様性を高めるということは腸内環境の改善するということです。
こちらは話題の生ジョッキ缶です。
蓋を開けた瞬間に泡があふれ、ジョッキで飲んでいるような感覚になります。
Amazonの定期便を使えばかなり安く飲むことが出来るので、居酒屋で飲むよりお得です。
気になる方はどうぞ。
こちらは糖質0のビールです。
ビールの太る原因とされている糖質が0になっているため比較的、罪悪感少なく飲むことができます。
味自体も普通のビールと同じなので、迷ったら糖質0を選んでみるのもいいかもしれません。
気になる方はぜひ。
こちらはドイツ産のノンアルコールビールです。
一番体へのダメージが少なく、ビールのメリットを得られるのがノンアルコールビールです。
ノンアルコールと言いつつも味は普通のビールと遜色ありません。
気になる方はどうぞ。
最後に
ビールは適量さえ守ってもらえれば健康効果があるお酒です。
飲みすぎだけには気をつけてくださいね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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参考文献
Franco L, Sánchez C, Bravo R, Rodriguez A, Barriga C, Juánez JC. The sedative effects of hops (Humulus lupulus), a component of beer, on the activity/rest rhythm. Acta Physiol Hung. 2012 Jun;99(2):133-9. doi: 10.1556/APhysiol.99.2012.2.6. PMID: 22849837.
Franco L, Bravo R, Galán C, Rodríguez AB, Barriga C, Cubero J. Effect of non-alcoholic beer on Subjective Sleep Quality in a university stressed population. Acta Physiol Hung. 2014 Sep;101(3):353-61. doi: 10.1556/APhysiol.101.2014.3.10. PMID: 25183509.