このような疑問にお答えします。
会社員や学生、主婦の方でやらなきゃいけないのになかなかモチベーションが上がらない時ってありませんか?
恐らく誰しも一回はあると思います。
そういうときは損失回避でモチベーションをコントロールしましょう。
このやり方はノーベル賞受賞者の理論を基にしたものなので参考になると思います。
それでは見ていきましょう。
目次
損失回避とは?
損失回避とは何かを獲得する喜びより何かを失う痛みの方が2倍大きいため、それを回避しようとすることです。
わかりやすくするためにある例を紹介します。
損失回避の例
あるギャンブルをやるとします。
・裏が出たら1万円払います。
・表が出たら1万5,000円もらえます。
あなたならやりますか?
合理的に考えると、どちらも確率が50%なのでやった方が恐らく得ですが、やらない人も多いと思います。
それは、得る喜びより失う痛みの方が大きいからです。
これを損失回避と言います。
ポイント
・得る喜びより失う痛みの方が2倍も大きく感じる
では、これをどう生かしていくのでしょう?
損失回避を使ったモチベーション
日本人は90%ほどの人がネガティブな性格の遺伝子を持っているので、損失回避の効果は抜群です。
使い方としては先に得を与えておいて、それが達成できなかった場合に取り上げるというのが効果が高いです。
例を紹介します。
損失回避を使ったモチベーション操作の例
週末までに達成しなければならない仕事があります。
その場合、週末に旅行に行くということを決めておいて予約しておきます。(得)
ただ、それが達成できなかった場合にはキャンセルする。(損)
このやり方はかなり効果的です。
ただ、一つ問題なのが、これが好きな仕事だった場合、外発的動機づけのモチベーションのアンダーマイニング効果になる可能性があるということです。
ここで説明すると長くなってしまうので、詳しくはこちらをご覧ください。
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参考【好きなことを仕事にするな⁉】理由は外発的動機づけと内発的動機づけ?例や使い方を【徹底解説】
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参考著書
|『 ファスト&スロー あなたの意思はどのように決まるか? 文庫 (上)(下)セット』
この本は行動経済学でノーベル賞を受賞したダニエル・カーネマンが書いており、人間の意思決定に関することが網羅されています。
上のギャンブルの例はこちらを一部引用しました。
買い物や営業、勉強など様々な場面で人間がいかに不合理な決定をしているかを知ることができます。
知るだけでも立ち止まって考えることができるので、騙されたくない人や人生を楽に生きるためにも使えます。
ちなみに東大で一番読まれた本で、100倍の値段で買っても損はしません。
オーディオブックなら無料で聴くことができるので、これだけ聴いて辞めることもできます。
最後に
損失回避などは上手く使えばモチベーションを上げることもできます。
デメリットも使い方次第ではメリットになるので、是非身の回りでも発想を転換して色々なことを試してみてくださいね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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